羅小黒戦記
兼ねてより気になっていた映画「羅小黒(ロシャオヘイ)戦記」を見に行きました
私は人気声優に物言わせてる吹替えアニメ映画がとても苦手で常日頃避けていましたが、友人やフォロワーの後押しもあって今日に至りました
敢えて宣伝や公式SNSなどは見ず、一通りキャラクターだけさらっての鑑賞
キャラクターが妖精だから、自然を愛する可愛らしいアニメ映画かなと思ってました
大アクション映画だった
こんなアクションを1200円で見てしまっていいのだろうかと思うほどの作画
北京寒木春華動画技術有限会社には花丸をあげます
キャラクターがシンプルな描き込みなのとは打って変わって、風景の描き込みがあまりにも細すぎる
透き通るような色合いもとても良かった
キャラクターのデザインもシンプルかつ古き良きチャイナでとても可愛いです
そして妖精たちの獣の姿がふわもふでとても刺さります。ふわもふな獣はケモナーの栄養剤
個人的に好きだったのは長髪キャラクターの髪のなびき
日本のものはサラッとしているけど、羅小黒戦記のアニメーションの描き込みは髪の中ほどから"もったり"なびくのがすごく好きでした
逆にアクションシーンではほぼ時が止まっているレベルで切り替えが速いので思わず息を止めながら見入ってしまいます
そして格別取り上げるならば食事シーン
キャラクターの食事シーンがもはやフェチだと言っても過言ではない私ですが、こちらが満腹になるほど食事シーンが多い
お肉を頬張るシャオヘイの愛おしいことと言ったらありません。食べ物のつやつや感やもちもち感もイラストちっくで可愛いです
映画のテーマとしてはありがちに普通の「現代の環境との関係について」でした
正直テーマをクローズアップしたらしょうもないアマ映画でいいんですよ。それくらいありふれすぎです
そこをキャラクターと世界観が補完している映画だと私は感じました
あとシャオヘイとムゲンの師弟関係はやっぱり良かったです
結構ラスト直前まで師弟関係が曖昧だったのは見ていて心配だったけど、最後のシーンでシャオヘイが泣きながらムゲンに思いを伝えるところはとても胸が温かかった
正直泣いた
シメの描き方は直球に泣ける家族ものといった感じで、いい気持ちで見終えます
オリジナリティを出しつつ日本のアニメーションを模倣しているところもあり、総じて見やすく親しみやすい映画でした